遺言イメージ

同居している女性に財産を残す遺言書を作りました

私は現在70代の男性です。
子供たちはとうの昔に独立しており、8年前に妻を病気で亡くしてからはずっと一人暮らしをしていたのですが、一昨年から同じ70代の女性と同居するようになりました。
妻を亡くして一人になってしまった後、私は寂しさを紛らわすために、シニア世代ばかりで構成されている街の散策サークルに入りました。
そのサークルは、2週間に1度のペースで街の散策を行なっているのですが、そこで現在同居している女性と知り合いました。
彼女には結婚歴がなく、親兄弟もない天涯孤独の身の上です。
何度もサークルで顔を合わせているうちに、彼女にドンドン惹かれていって、ついには同居するまでになりました。
年甲斐もないと言われてしまえばその通りなのですが、残りの人生を一緒に過ごしたいと考えるようになったのです。
ただし、入籍はしていません。
私自身入籍を考えたこともあるのですが、子供たちの反対が激しかったのと、亡くなった妻に対する申し訳なさがあったので、あまり積極的に入籍する気にはなれませんでした。
彼女の方も、結婚して姓が変わると様々な変更手続きが必要になってきて煩わしいので、入籍しない方が都合が良いと言っていました。
普段はそれで別に困ることもないのですが、同居生活が長くなってくるにつれて、私が死んだ後のことが気にかかってくるようになりました。
現在は私名義の家で同居していますし、2人分の年金があるので生活に困るようなことはないのですが、私が死んでしまえば、正式な妻ではない彼女には財産を相続する権利がありません。
私との同居を始める時に、彼女が借りていたマンションは解約してしまっておりますので、この家に住めなくなってしまうと、彼女は新しく住む部屋を借りなくてはなりません。
しかし、高齢者に貸してくれる部屋を見つけ出すのは容易なことではないのです。
正直言って、私の財産はできるだけ子供に残してやりたいと思っています。
でも、彼女に対しても、私がいなくなった後に生活に困らない程度のお金は残してあげたいと思うのです。
そこで、昨年、知り合いの弁護士に相談をして、遺言書を作成しました。
その、遺言書には私の預貯金の一部を彼女に遺贈する旨が記してあります。
妻や子供たちが暮らした家を赤の他人である彼女に遺贈してしまっては、子供たちも黙っていないと思うので、家は子供たちに相続させるつもりでいます。
でも、ある程度まとまったお金が彼女の手に入るようにしておけば、新しい住まいを見つけることも難しくはないのではないかと考えています。

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